ヨーグルトは、腸内環境を整える食品として幅広く知られています。最近ではダイエットしたい人にとって腸内環境を整える食品としても注目を浴びているのがヨーグルトです。
ただヨーグルトを食べる事で実際にどのような効果があるのかを理解している人は意外と少なく感じます。
そこで今回はヨーグルトの効果と、どのようにダイエットに取り入れていくべきかを簡単に紹介していきます。
ヨーグルトを食べる事でダイエット効果が上がる
ヨーグルトを食事や間食に取り入れることで、健康の維持をし、瘦せやすい体質作りをサポートする効果が見込めます。
ヨーグルトには腸内環境を整える為の乳酸菌が豊富に含まれているため、腸の動きが活発になり、基礎代謝量の増加により、脂肪燃焼効果が促進される働きがあります。
ヨーグルトにはタンパク質も豊富に含まれている為、ダイエット中や筋トレ中の人でも積極的に摂取して頂きたい食品の1つです。
特にダイエット中の人にとってヨーグルトは、低カロリーな上に、少量でも空腹感が満たされやすく、食べすぎ防止に役立つため、いつもの食生活にプラスで取り入れると効果を感じやすくなります。
ただしヨーグルトには直接的な体重を減らす効果は無いので、ヨーグルトだけ食べていれば痩せるという事では無いので注意しましょう。
あくまでヨーグルトは腸内環境を整える為のサポートだと思って下さい。
効果を高める為には日頃から、定期的な運動と食事のバランスを考える必要があります。
ダイエットにヨーグルトを取り入れると良い理由
ダイエット中にヨーグルトを積極的に取り入れることをおすすめする理由は以下の通りです。
腸内環境の改善
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、腸内環境の改善に役立つ善玉菌です。善玉菌を積極的に摂取する事で、肌の状態や便通に悪影響を与える悪玉菌が増えにくくなり、抵抗力も高まるので腸内環境を整える助けになります。
特に女性の方に多い、便秘や下痢などを改善する効果が期待できます。また腸内環境を整えることで、太りにくく痩せやすい体質作りが出来るようになります。
ヨーグルトには脂肪燃焼効果などはありませんが、腸内環境を整える事で、腸の動きが活性化され代謝がよくなります。加えて便通がよくなり、太りにくい体質に変わっていくのでダイエットをしたい人にはヨーグルトは毎日続けて頂きたい食品となります。
免疫力の向上
ヨーグルトの乳酸菌には、免疫細胞の活性化を促す働きがあるということも多く知られています。
免疫力が向上し、高まることで、ウイルスや細菌の感染を防ぎ、風邪などにかかるリスクを低下させる働きが期待できます。
ダイエット中などに体調を崩してしまうと、メンタルの部分でもマイナス思考に陥りやすくなる為、体調管理をしっかりするために免疫力の向上を図っていきましょう。
たんぱく質の補給
ヨーグルトはタンパク質が多く取れ、その他の栄養素もバランス良く取れるのでダイエットをしている人に特にオススメになります。
なぜならダイエット中は食事制限と運動により栄養バランスが乱れがちになるからです。
食生活のサポートとしてヨーグルトは向いている食品と言えます。
| ヨーグルト100gあたり | 全脂無糖 | 無脂肪無糖 |
|---|---|---|
| エネルギ | 56kcal | 37kcal |
| タンパク質 | 3.6g | 4.0g |
| 脂質 | 3.0g | 0.3g |
| 炭水化物 | 4.9g | 5.7g |
| カルシウム | 120mg | 140mg |
| カリウム | 170mg | 180mg |
| マグネシウム | 12mg | 13mg |
| 葉酸 | 11μg | 16μg |
| パントテン酸 | 0.49mg | 0.35mg |
| ビタミンA （レチノール活性当量） | 33μg | 3μg |
| ビタミンB2 | 0.14mg | 0.17mg |
ダイエットで食事制限をすると、重要な栄養素が不足しがちになりますのでヨーグルトを活用して栄養バランスを整えていきましょう。
便秘の解消
ヨーグルトに含まれる善玉菌は、食べ物に含まれる食物繊維を発酵や分解して酸を作り出します。
作り出された酸は、悪玉菌の活動を制限するだけではなく、腸を刺激して動きを活発にするため、便秘の解消にも役立つと言われています。
便秘が解消されることで体重が増えにくく、太りにくい体質に変化していきます。
便秘のストレスも低下するので健康的にダイエットが出来るところもヨーグルトの利点と言えます。
ヨーグルトの種類
ヨーグルトと単に言っても種類は豊富で様々です。どんなヨーグルトが自分には合っているのか？
悩んでいる人の為に代表的なヨーグルトの種類を６つ紹介していきます。
この６つの種類のヨーグルトの違いを覚えておけばヨーグルト選びに迷いません。
分かりやすく下の表にまとめましたので、参考にしてください。
| ヨーグルト種類 | 特徴・オススメな人 |
|---|---|
プレーン | 乳、乳製品のみを原料としたヨーグルト。 砂糖や香料などの原料を加えていないもの。 【オススメの人】 自分で甘さを調整したい人、料理に使いたい人。 |
ハード | プレーンヨーグルトに寒天やゼラチンを加えて固めた、プリン状のヨーグルトです。砂糖や香料などを加えて食べやすくなっています。 【オススメの人】 そのまま手軽に食べたい人。 |
ソフト | 発酵後にかき混ぜて滑らかにしたヨーグルト。果汁や果肉などが加えられているものが主流。デザート感覚で楽しめるヨーグルト。 【オススメの人】 デザートとして食べたい人、フルーツが好きな人。 |
ドリンク | 発酵後に攪拌させて液状化にしたヨーグルト。甘味料・果汁・安定剤などを加えて飲みやすくなっている。 【オススメの人】 普段忙しく、手軽に飲みたい人。 |
フローズン | ヨーグルトを混ぜながら空気を含ませ、冷凍したものがフローズンヨーグルトです。凍結しているものの、規格で定められた、乳酸菌（1,000万/ml）は生きたままです。 【オススメの人】 アイスクリーム感覚で食べたい人。 |
| 濃縮ヨーグルト （ギリシャヨーグルト）  | 水分を多く除去したヨーグルト。濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。高タンパクなヨーグルト。 【オススメの人】 ダイエット中の人。 タンパク質を多く摂りたい人。 濃厚な食感・味わいが好きな人。 |
ギリシャヨーグルトはダイエット中の人にオススメ
上記の表でも説明しましたが、ヨーグルトは大きく分けて6種類の製品が主流です。
その中でもダイエット中の人や、筋トレ中の人に特にオススメしたいのが、ギリシャヨーグルトです。
他のヨーグルトと比較して栄養成分の含有量が高いのが特徴的です。
ギリシャヨーグルトのオススメポイントを紹介していきます。
タンパク質含有量が豊富
ギリシャヨーグルトは水分が除去されているため、タンパク質が多く、凝縮されているのが特徴的です。
タンパク質はダイエット中の人や、筋トレ中の人にとっては筋肉の維持や、発達に欠かせない重要な栄養素の1つです。
また、タンパク質には肌や髪の毛、爪、ホルモン、免疫物質などを作り活性化させる働きがあります。
ギリシャヨーグルトを食べる事で、ダイエット中などに不足しがちなタンパク質が補える。
タンパク質を摂ることで、筋肉維持につながり代謝量アップが期待でき、ダイエット成功の助けとなります。
脂質が少ない
ギリシャヨーグルトは、水分が除去されているため、通常のヨーグルトよりもカロリーが低いです。
脂質は1g＝9kcalなので少量でもカロリーが多くなりやすく、注意しないとすぐに摂り過ぎてしまいます。
ダイエットする人にとって脂質が低く、低カロリーなギリシャヨーグルトは適しています。
空腹感が出にくい
ギリシャヨーグルトの特徴は、水分が除去されているため濃厚な味わいで腹持ちが良いことです。
クリーミーで食べごたえも有るため少量でも空腹感が出にくいヨーグルトです。
さらにギリシャヨーグルトにアーモンドや果物をトッピングすると、他の栄養素も同時に摂取出来るようになり、満足度が高まるのでオススメです。
まとめ
ヨーグルトを食事や間食に取り入れることで、瘦せやすい体質作りをサポートする効果が見込めるのでダイエットに取り入れると効果的です。
また、ヨーグルトには腸内環境を整える為の乳酸菌が豊富に含まれているため、便秘が解消され腸内環境が良くなり、ストレスが緩和されダイエット中のイライラも低減されます。
ダイエットにはタンパク質を多く摂取する必要があるため、タンパク質が他のヨーグルトより多いギリシャヨーグルトがオススメです。
最後に、ヨーグルトは決して万能なダイエット食品ではありません。ヨーグルトだけ食べればいいと言うわけでは無いので勘違いしないように気をつけましょう。
あくまでサポート食品と捉え、適度な運動とバランスの良い食生活を心がけて下さい。
食事のバランスについてはこちらを参考にして下さい。
