そもそもジグソーパズルとは?

ジグソーパズルとは、1枚の絵をいくつかのピースに分け、バラバラにした状態から再度組み合わせるパズルのことです。
使用される材料は、主に紙が多いですが、プラスチックや木など色々なものがあります。
また、難易度も小さいお子様が遊べる人気のキャラクターが描かれた少数のピースのパズルから、景色や動物などが描かれた1000ピースなど多数のピースのパズルまで、様々な商品が販売されています。そのため、子供から大人まで幅広い年代の方に楽しんでいただけます。
難易度・サイズ・絵柄など自分に合ったものを探せることもジグソーパズルの魅力の1つです。
ジグソーパズルの歴史

まずは、ジグソーパズルがどのように誕生したのかをご紹介します。
誰が何のために発明
ジグソーパズルは、18世紀のイギリスで誕生し、ジョン・スピルズベリーによって発明されました。ジョン・スピルズベリーは、地図職人で木の板を国の形に切っていき、切った国のピースを組み合わせていくと最終的に地図が完成するというものを発明しました。子どもたちが楽しく学べる地理教材
として教育現場で活用され広まっていきました。当時は、手作業で木製のパズルを作成しており、とても高価だったため貴族や裕福な家庭で広まりました。19世紀になると、木製から安価で手に入りやすい紙製のパズルが登場します。そのため、一般市民にも広まり、より多くの人に楽しんでもらえるようになりました。
教材から遊びへ
上記でもお伝えしたように、ジグソーパズルは最初は、子供たちの地理を楽しく学べる教材として発明され、多くの人々に使われてきました。
技術の発展と共に木製のパズルから紙製のパズルが作られ、地図だけでなく動物や景色といった様々なデザインのものが登場し、ヨーロッパ中に教材としてだけでなく、子供から大人まで楽しめる遊びとしても広まっていきました。
きっかけは「モナ・リザ」
ジグソーパズルが日本で流行ったきっかけは、あの有名な「モナ・リザ」が関係しているということを知っている方は少ないのではないでしょうか。
1974年に日本で初めて東京・上野の国立博物館において「モナ・リザ」が公開され、その時に、「モナ・リザのパズル」が販売されたことで、日本でジグソーパズルが大ブームとなりました。
ジグソーパズルは、脳の活性化に役立つ?

ジグソーパズルは、脳の活性化にも役立つことをご存じですか。
ジグソーパズルは、まずピースの色や形をしっかり観察し、どこに当てはまるのかをよく考えるため、脳を刺激する効果があります。現在では、認知症予防にも効果的とされています。
また、細かいピースを指先で動かす事で脳が活性化され、難易度の高いものに挑戦することで、論理的思考や空間認識能力も養われます。
まとめ
ジグソーパズルは、子供たちの教育教材として誕生し、技術の発展と共に子供から大人まで楽しく遊べるものとして広まってきました。また、歴史を振り返ることで、あの有名な「モナ・リザ」がきっかけで大ブームを起こしたのもジグソーパズルの魅力と言えます。
現在では、多くの絵柄や素材のジグソーパズルが商品化されており、趣味だけでなく、小さいお子様の脳トレからご高齢の方の認知症予防まで様々な用途で使われています。
少しでも興味が沸いた方は、ぜひ一度、趣味や知育玩具のアイテムとして取り入れてみてはいかがでしょうか